広告をつくる3
2019年11月27日|水曜日|BLOG
「人生会議」という取り組みについての
啓発ポスターが話題になっています。
簡単にいうと、死ぬ前に自分の死に方や想いについて
親しい人に伝えておこう、という取り組みなのですが
啓発ポスターのアプローチが不謹慎だ、と。
…確かに、実際現場に貼りづらい気がします。
“どう生きるか”を必死にさまよっている方に対して、
「それより、その死に方、後悔しない?」
といってる様なものなので。
ただ、広告をかじっているものからすると、
ここにたどり着くのも、わからなくもないです…
特に日本では、
「死」についての議論ですら縁起が悪いとしてタブー視されがちな中、
「POP」なアプローチでブレイクスルーを狙うこと自体は、理解できます。
正攻法すぎると、それはそれで見向きもされないですし。
もちろん、日本のどまん中の組織がやっちゃったのは、あれですが…
高齢化の波がとめどなく押し寄せる中、
どう死ぬか、もとい、死ぬまでどう生きるか、
というテーマは避けては通れません。
葬儀業界もしかり。
広告の変化の一端を
予感させるニュースでした。